宗教

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宗教とは、知性の破壊力に対する自然の防御的反作用である。

ベルグソン 「道徳と宗教の二源流」


宗教とは絶対帰依の感情である。

シュライエルマッハ 「キリスト教信仰論」


宗教にとっては、神聖なるもののみが真実である。哲学にとっては、真実なるもののみが神聖である。

フォイエルバッハ 「宗教の本質-序」


宗教の堕落は、宗教が理論そのものに堕することに始まるのではあるまいか。

林語堂 「生活の重要さ」


宗教の本質は思惟でも行為でもなく、直観と感情である。

シュライエルマッハ 「宗教に関する講話」


宗教の繁栄を阻むものは理知的人間と実際的人間である。

シュライエルマッハ 「宗教に関する講話」


宗教の課題は神性と共感することである。

ノヴァーリス 「断片」


宗教は、それが真実であることを立証されるときは終焉する。科学は死んだ宗教の記録である。

ワイルド 「青年のための警句と哲学」


宗教はホタルのようなもので、光るためには暗闇を必要とする。

ショウペンハウエル 「断片」


宗教は人性の永遠で破壊できない形而上的な要求の表現である。

ブルクハルト 「世界史的考察」


宗教は手本によって燃えつづける火である。人に伝えられなければ消えてしまう。

ジューベル 「パンセ」


宗教は抑圧された生き物の嘆息であり、また、それが魂なき状態の心情であると等しく、無情の世界の感情である。つまり、それは民衆の阿片である。

マルクス 「へーゲル法律哲学批判-序説」


宗教は無知の子供であり、その母より永くは生き延びることができない。

ショウペンハウエル 「断片」


宗教は生命の塩であり、力である。

ヒルティ 「眠られぬ夜のために」


宗教は生活の腐敗を妨ぐべき香料である。

フランシス・べーコン 「随筆集」


宗教は聖者がそれを説いたがゆえに真理なのではなく真理なるがゆえに聖者がそれを説いたのである。

レッシング 「断片」


宗教は間接的にも直接的にも、教義としても比喩としても、いまだかつてひとつの真理を含んだことはない。というのは、どんな宗教も不安と欲求から生まれたものであるからである。

ニーチェ 「人間的な、あまりに人間的な」


宗教を愛し、それを守っていくには、それを守らぬ者を憎んだり、迫害したりする必要はない。

モンテスキュー 「法の精神」


平和の宗教を持つ人間にとって、その最高の価値は愛である。戦争の宗教を持つ人間にとって、その最高の価値は闘争である。

ディッキンソン 「われわれの前の選択」


忍従とか謙譲を義務とするあらゆる宗教は、市民に対して消極的な勇気のみしか鼓吹しない。

マキァヴェリ 「ローマ史論」


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