平等
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いかなる科学の力を借りても、またどんな利子をもって釣ったところで、人間はけっして不平なしに、財産や権利を分配することはできません。
ドストエフスキー 「カラマーゾフの兄弟」
すべての人間が、いかなる意識においても、またどんなときでも、自由かつ平等であり、そうであったという教義は、まったく根拠のないフィクションである。
トーマス・ハックスリー 「人間の生まれつきの不平等について」
すべての人間が平等であるひとつの場所がある…死ぬときである。その場合、彼らはすべて零である。
ウィリアム・サムナー 「会話」
すべての人間は平等につくられている。彼らはその創造主によって固有の奪うべからざる権利を与えられている。
ジェファーソン 「フメリカ独立宣言」
われわれは死の瞬間においてはすべて平等なり。
シルス 「蔵言」
人は生まれつき平等である。自然は人々を身体および精神の諸能力において平等につくった。平等から不信が生ずる。能力のこの平等から、われわれの目的達成における希望の平等性が生ずる。
ホッブス 「政治哲学論」
人間はその狭い本性の中に愛と憎しみという二重の感情を必要とする。人間は昼と同じく、夜を必要としないだろうか。
ゲーテ 「タッソー」
人間はもともと不平等な性質に生まれついている。それゆえ、彼らを平等であるように取り扱おうとしても無益だ。
フロード 「大問題に関する小研究-党政治」
公は明を生じ、偏は暗を生ず。
劉向撰 「説苑」
大地は球にして天井にかかり上下なし。大気これを掲ぐ。
司馬江漢 「春波楼筆記」
天に私覆なく、地に私載なく、日月に私照なし。
「礼記」
天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず。
福沢諭吉 「学問のすゝめ」
寡なきを患えずして、均しからざるを患う。
孔子 「論語」
尊敬と正義は近い間柄である。何も尊敬しない人間は、絶対的君主が法律に対すると同様に、己れ自身をすべての上におく。だから、群小の平等論者は蟻のように集まった群小の専制君主である。
アミエル 「日記-1864/9/20」
平等が自然の法則であることは間違いである。自然はなにひとつ平等なものをつくってはいない。自然の法則は服従と隷属である。
ヴォーヴナルグ 「省察と格言」
平等とは、自分と同様に他の人々にも同じチャンスと権利を与えることだ。
ホイットマン 「感想」
平等はあらゆる善の根源であり、極度の不平等はすべての悪の根源である。
ロベスピエール (議会演説-1790/4)
平等主義は、因襲的不平等・独断的特権・歴史的不正を除去したのち、次には、功績・能カ・徳性の不平等に対して謀反を起こした。平等主義は、愛に見せかけようとしている憎しみである。
アミエル 「日記-1864」
平等主義者は彼ら自身の水準まで他人を引き上げることを望むが、彼ら自身以上に引き上げようとはしない。
サミュエル・ジョンソン 「ジョンソンのボスウェルの生活」
彼も人なり予も人なり。
韓愈 「原毀」
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