平和
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ある国の平和も、他国がまた平和でなければ保証されない。この狭い相互に結合した世界では、戦争も自由も平和もすべて連帯している。
ネール 「一つの世界を目指して」
われわれが平和の名によって重んじているものは、実は短い休戦にすぎず。それによって弱い側は、正しい主張であれ、不正な主張であれ、とにかくその主張をあきらめる、武力によってその主張を活かす機会が来るまでは。
ヴォルテール 「省察と格言」
中立はひとつの恒久的な主義のように弱者の証拠である。
コッシュート 「語録」
予は正義の戦いよりも邪なる平和を好む。
キケロ 「哲学談義」
人々を平和に向わせる諸情念は死の恐怖であり、快適な生活に必要なものへの欲望であり、その勤労によってそれらをえようとする希望である。
ホッブス 「政治哲学論」
人類から愛国主義者をなくすまでは、平和な世界は来ないであろう。
バーナード・ショー 「語録」
勝利のない平和でなければならない。
ウッドロー・ウィルソン (大統領教書-1917/1/22)
均等の力を持つものの間にのみ平和は永続する。
ウッドロー・ウィルソン (大統領教書-1917/1/22)
妥協による平和は、たいてい永続きしない。
ウィンフィールド・スコット 「語録」
孤独になりて、これを平和と称す。
タキトウス 「農業論」
安きに居て危うきを思う。
「春秋左氏伝」
平和…二つの戦争の時期の間に介在する、だまし合いの時期。
ビアス 「悪魔の辞典」
平和が来るか来ないかということは、個々人の心の持ちようのなかに、したがってまた諸国民の心の持ちようのなかに作りあげられるものにこそかかっている。
シュバイツァー
平和が栄誉によって保持しえないならば、それはもはや平和ではない。
ジョン・ラッセル 「語録」
平和というものは、人間の世界には存在しない。しいて平和と呼ばれているのは、戦争の終わった直後、またはまだ戦争の始まらないときをいうにすぎない。
魯迅 「墳-摩羅詩力論」
平和とは、貧欲に対抗する力の潜在的な暗黙裡の道徳的勝利である。
ヴァレリー 「ヨーロッパの盛衰に関する覚書」
平和とは、闘いのないことではなく、魂の力より生まれる美徳である。
スピノザ 「政治論」
平和は人類最高の理想である。
ゲーテ
平和は天国の原始状態でもなく、合意によって秩序づけられた共同生活の一形態でもない。平和はわれわれが熟知していないもので、ただ探求し、予感しているだけのものだ。
ヘッセ 「戦争と平和」
平和は戦争よりもよい。というのは、平時において息子たちは父親たちを埋葬し、戦時において父親たちが息子たちを埋葬するからである。
フランシス・べーコン 「格言集」
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