怠惰

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いまなおサタンは役立たぬ手のなす悪戯を求めている。

ワッツ 「怠惰に対して」


ここに働かざりしわが手あり。

ヴェルレーヌ 「英知」


なすべき多くの仕事を持っているのでなければ、徹底的に怠惰を享楽することは不可能である。

ジェローム 「怠け者の怠惰な考え」


なにもしないことは、この世でいちばんむずかしいし、また、いちばん知的なことだ。

ワイルド 「芸術家としての批評家」


われわれの怠惰を罰するには、自分の不成功ということ以外に他人の成功ということがある。

ルナール 「日記」


われわれの本性は怠惰へ傾いている。だが、われわれは活動へと心をはげます限り、その活動に真の悦びを感ずる。

ゲーテ 「若きヴェルテルの悩み」


人間の力量一ぱいの月給を取ると弱くなるよ、況んやそれ以上を取るに及んでは大ていのものが堕落する。

堺利彦 「語録」


倦怠は人生の大患である。人は絶えず人生の短いことを嘆くが、その実、人生は永すぎる。なぜなら、人はその使い道を知らないからである。

ヴィニィ 「詩人の日記-1834」


倦怠は怠惰によってこの世に入ってきたものである。人間が快楽や賭博や社交を求めることの中には、かなりの怠惰が入っている。仕事を愛する者は自己を十分に持っているわけである。

ラ・ブリュイエール 「人さまざま」


倦怠は機械的な生活の諸行為の果てにある。しかし同時に、これは意識の運動に始動を与えるものである。

カミユ 「シジフォスの神話」


劣忙は生気欠乏の微候である。そして、怠ける能力は大いなる嗜好欲と、強い個性の意識とを意味する。

スティーブンソン 「怠け者」


土地を耕作せぬ者に向い土地は言う。「左右の手を動かしてわれを耕作せぬ咎にて、汝は永久にあらゆる乞食らとともに他人の門に立たねばなるまい。而して永久に富者らの食べ残した残滓をもらわねばなるまい」と。

ゾロアスター 「断片」


怠惰の時は怠惰を知らず。

春日潜庵 「丙寅録」


怠惰は、おだやかな無力から生まれるものである。

ヴォーヴナルグ 「人間精神認識の手引」


怠惰は弱い頭の逃避場、愚者の休日にすぎない。

チェスターフィールド 「書簡-1749/7/20」


怠惰は心の眠りだ。

ヴォーヴナルグ 「省察と格言」


汝努めて怠惰に勝たざるべからず、それ軟毛のうえに坐し、ふすまの下に臥して、しかも美名をうるものはなし。

ダンテ 「神曲-地獄編」


猫は魚を食べたいが、足をぬらすのは嫌である。

ヘイウッド 「警句三百」


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