高慢

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おおむね大きな誤りの底には高慢があるものである。

ラスキン 「断片」


この膝は神以上に屈せず。

ナポレオン 「語録」


わが生ける間は、われしきりに人を凌がんことを願望し、心これにのみ迎えるがゆえに、げに、かく譲るあたわざりしなるべし。

ダンテ 「神曲-浄火編十一曲」


われわれが敵の不幸を隣れむ心の中には、しばしばやさしさよりも高慢のほうが多分に含まれている。われわれが彼らに同情のしるしをみせるのは、彼らにわれわれの優越を感じさせたいからである。

ラ・ロシュフーコー 「道徳的反省」


われわれの高慢は、往々にしてわれわれがなにか一つ自分の欠点をなくすごとに、それだけふくれあがる。

ラ・ロシュフーコー 「道徳的反省」


人間は高慢な思いをいだくべからず。高慢は花をつけ、破滅の穂を実らせる。実りの秋はとめどない涙を刈り取る。

アイスキュロス 「ペルシア人」


几そ己れを高うする者は卑うせられ、己れを卑うする者は高うせらるるなり。

イエス 「新約聖書-ルカ伝十四章十一節」


堕落の因は、汝の見しごとく宇宙すべての重さに圧されおる者の、のろうべき高慢なり。

ダンテ 「神曲-天堂編二十九曲」


慈善と尊大は異なった目的を持つが、両者はともに貧者を養う。

フラー 「グノモロジア」


空威張りする人間は賢者に軽蔑され、愚者に感嘆され、寄生的人間にたてまつられ、彼ら自身の高慢心の奴隷となる。

フランシス・べーコン 「随筆集」


自分の知っていることは自慢し、知らないことに対しては高慢にかまえる者が少なくない。

ゲーテ 「格言と反省」


騎るものは心ではなく、小さな頭脳である。

長与善郎 「ハートについて」


高慢な人間は、己れがえらく想われていまいと感ずるがゆえに、そのひとに向かって非常な敬意をいだく。それほどまでに、人間の高慢は高まる。

ローテ 「蔵言」


高慢な女は自尊心から嫉妬を移す。

スタンダール 「ランジェル公爵」


高慢な相手には、屈従すれば勝てると考えるのは誤りである。

マキァヴェリ 「ローマ史論」


高慢は、われわれの悲惨や誤謬の真只中においても、きわめて自然な仕方でわれわれをとらえている。われわれは人の語り草になるならば、喜んで生命までも棄てる。

パスカル 「パンセ」


高慢は、人間が自己を他の人よりすぐれていると思う謬見から生ずる喜びである。

スピノザ 「エチカ」


高慢はつねに天使が神になろうとする。神になろうとした天使は落ちたが、天使になろうとする人間は謀反を起こす。

ポープ 「人間論」


高慢はつねに相当量の愚かさに結びついている。高慢はつねに破滅の一歩手前で現われる。高慢になる人は、もう勝負に負けているのである。

ヒルティ 「幸福論-二」


高慢は弱者の慰めの手段である。

ヴォーヴナルグ 「省察と格言」


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