記憶

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すぎ去りし災難を記憶すること、いかばかり楽しきか。

エウリピデス 「断片」


どんな人も自分の記憶が失われていることに不満をいだくが、判断の欠如について不満をいだくものはない。

ラ・ロシュフーコー 「道徳的反省」


よい記憶力はすばらしいが、忘れる能力はいっそう偉大である。

ハバード 「千と一つの格言」


われわれが追い出されずにすむ唯一の楽園は思い出である。

ジャン・パウル 「目に見えぬ会話」


メモはメモに終わって、メモ自身からは何も生まれっこないんだぜ。

梅崎春生 「砂時計」


人は不快な記憶を忘れることによって防衛する。

フロイト


多くの人間は、その記憶があまりにもよいという唯一の理由から思索者になれない。

ニーチェ 「蔵言」


忘れるにまかせるということが、結局最も美しく思い出すということなんだ。

川端康成 「散りぬるを」


思い出というものは人間が時間に贈与できる唯一の形式であって、過ぎていった時間というものは、それを偲ぶ思慕者の心の幅によって拡大されていってとどまらない。

檀一雄 「魔笛」


紙に書かず、心に書きとどむべし。

アンティステネス 「断片」


耐え忍んだことについて思い起こすことは快い。

ヘリック 「苦しんだことに対する満足」


耐え忍んだ事柄は甘き記憶なり。

セネカ 「書簡集」


虚栄はわれわれの記憶に巧みな瞞着を装う。

コンラッド 「ジム卿」


記憶とは活動したり、消すことのできない持続である。

ベルグソン 「創造的変化」


記憶はあらゆる物事の宝であり、守護者なり。

キケロ 「雄弁論」


記憶は心の貯蔵庫である。

フラー 「聖なる国-記憶」


記憶力しか有っていない人間は、足し算しか出来ない人間と同じだ。

中島敦 「かめれおん日記」


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