悲しみ

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こよなき悲しみは、われらを再び神に結ぶ。

ダンテ 「神曲-浄火編二十三曲」


すべての人間にとりて共通のあらゆる多くの禍いのうち、最大なるものは悲しみなり。

メナンドロス


われわれは、われわれの大切な人の死に涙を流しているのだと言いながら、実際はわれわれ自身のために涙を流している。

ラ・ロシュフーコー 「道徳的反省」


われわれは生まれるときに泣く、死ぬときにではない。

アルドリッチ 「輪廻」


人がいちばん鼻をかむのは、教会を除いたら葬式のときだ。

マーク・トウェイン 「ハックルベリィ・フィン」


人生には二つの悲劇がある。一つは、お前の心の望みをえたいとき、他の一つはその望みをうるときである。

バーナード・ショー 「人と超人-四幕」


哀しみは心の死するより大なるはなく、身の死するはこれに次ぐ。

「荘子」


多忙なる蜜蜂は悲しむ暇もなし。

ブレーク 「詩」


天が癒すことのできない悲しみは地上にはない。

モーア 「ユートピア」


女たちがその愛人の死を泣くのは、彼を失ったことを惜しむからではなくて、このように忠実な自分が、さらに新しい愛人をうるのに値するのだ、と他人に思わせるためである。

メレ 「格言」


女にも武器あり、いはく涙これなり。

大町桂月 「断片」


女子の涙は勝利の涙なり、男子の涙は降伏の涙なり。

長谷川如是閑 「如是閑語」


幸福なりし日を回想するより大いなる苦しみはなし。

ダンテ 「神曲-地獄編五曲」


忙しさは悲しみを忘れさせる。

バイロン 「断片」


悲しみは慰めによって酬いられる。

シェイクスピア 「アントニオとクレオパトラ-二幕」


悲しみは知識である。多く知る者は怖ろしき真実を深く嘆かざるをえない。知識の木は生命の木ではないから。

パスカル 「パンセ」


悲壮感は第三者の目に映り、苦しむ者の心にはない。

エマーソン 「知性の自然史」


憂鬱は諸君が考えるように肉体の不快ではなく、心の病いである。

ジョン・フォード 「愛人の憂鬱」


泣くことも一種の快楽である。

モンテーニュ 「随想録」


涙のたむけは、われが渇望するすべてなり。

ホメロス 「オデュッセイア」


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