迷信
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いちばん性の悪い迷信は、自分の迷信をましなほうだと思うことである。
レッシング 「賢者ナータン」
信仰とは、高くかつ白く立つユリである。
ロセッティ 「希望」
信仰は扉を閉ざされれば、迷信となって窓へ入ってくる。神々を追い払うと幽霊がやってくる。
ガイベル 「詩」
信仰を投げ捨てたところに迷信ははびこるであろう。
リュッケルト 「詩」
最も野蛮な迷信のひとつは、人間が信仰なしで生きうるものだ、という独断に対する現代の、いわゆる学者の大多数の持つ迷信である。
トルストイ 「読書の輪-一・二」
罪の本質は不信仰、神から疎外されている状態、神からの逃走神への反逆である。
ティリヒ 「聖書的宗教と究極的実在の探求」
迷信の首魁は民衆である。すべて迷信においては、賢者たちが愚者どもに追随する。そして正常の場合とは反対に、まず実行があって、あとから理論がこれに当てはめられる。
フランシス・ベーコン 「随筆集」
迷信は下劣な魂の持主たちに可能な唯一の宗教である。
ジューベル 「パンセ」
迷信は大なる真実の影である。
エドワーズ (説話)
迷信は弱々しい心の宗教である。
バーク 「フランス革命における反省」
迷信は恐怖と弱さと無知の産物である。
フリ-ドリヒ大王 「語録」
迷信は暴君に恐怖を与え、圧制に参与し、援助を与え、征服者を神とし、人民を奴隷にした。
ポープ 「人間論」
迷信は神々に対する無感覚の恐怖から成り、宗教は神々に対する敬虔なる崇拝から成る。
キケロ 「哲学談義」
迷信は能力的な、巨大な前進的性格の遺産であるが、不信仰は弱者の、卑怯者の後退し、束縛せられた連中の所有物である。
ゲーテ 「色彩学」
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