罪
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いかなる犯罪の源泉も、若干の思慮分別の欠如、理性の錯誤、情熱の爆発的な力である。
ホッブス 「政治哲学論」
いかに多くの罪悪が、「国家のため」という美名の仮面のもとになされたことか。
マクドナルド 「語録」
その意を悪みてその人を悪まず。
孔鮒撰 「孔叢子」
つらつら人間の一生を見るに、罪といふ事よりも、罪といふ事を自ら知らざるものほど大なる罪人はあらじと、思はるなり。
北村透谷 「心池蓮」
もし汝の兄弟、罪を犯さば、これを戒しめよ。もし悔改めなば之をゆるせ。
イエス 「新約聖書-ルカ伝十七章三節」
わが欲する所の善は之をなさず、反って欲せぬ所の悪は之をなすなり。我もし欲せぬ所の事をなさば、之を行うは我にあらず、我が中に宿る罪なり。
パウロ 「新約聖書-ロマ書七章十九~二十節」
われわれの人類に対する最大の罪は、彼らを憎むことではなく、無関心であることだ。それは非人間性の精髄だ。
バーナード・ショー 「悪魔の弟子」
人間たちが罪を持ち込むことができぬほどに無垢なものは存在しない。
モリエール 「タルテュフ-序文」
人間はその存在のすべての部分において、必ず罪を犯さざるをえない。というのは、人間はその人格の中心において、神から疎外されているからである。
ティリヒ 「聖書的宗教と究極的実存の探求」
健かなる者は、医者を要せず、ただ、病ある者、これを要す。我は正しき者を招かんとにあらで、罪人を招かんとて来れり。
イエス 「新約聖書-マルコ伝二章十七節」
告白された罪は半ば許される。
レイ 「イギリスのことわざ」
売春婦の真の犯罪は職業道徳の空虚さを赤裸にしたことである。
バートランド・ラッセル 「教育について」
好首尾かつ好運にはこばれし犯罪は美徳と称さる。
セネカ 「書簡集」
弁解は裏返しにした利己心である。
ホームズ 「朝の食卓の大学教授」
最大の犯罪は、欲望によらず飽満によりて惹起さる。
アリストテレス 「政治学」
汚名は刑罰になく、犯罪そのものにある。
アルフィエリ 「パジィの陰謀」
汝が征服する罪の一つ一つのスピリットが汝の一部となり、力に変わる。
ロバートソン 「説教集」
法においては、他人の権利を侵害するときは罰せられる。道義的には侵害しようと考えるだけで罪である。
カント 「断片」
無知が故意の場合は犯罪である。
サミュエル・ジョンソン 「断片」
犯罪と文明との間には本質的な不釣合いはない。
ワイルド 「獄中記」
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