退屈

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すべての人間は倦怠である、ただし、彼らを必要とするときを除いては。

ホームズ｢朝の食卓の大学教授｣

みずから退屈する人間は、退屈な人間よりも軽蔑すべき存在である。

バトラー｢美しい港｣

人生は短い。だが、それでも人は退屈する。

ルナール｢日記｣

人類のいかなる種族も倦怠な種族よりましだ。

ヴォルテール｢放蕩児｣

多くの愚者はみずからの倦厭を感ずることによりて悩む。

セネカ｢書簡集｣

怠けていると退屈してくる。それは結局、他人が忙しがっているために仲間ができないからだ。

ベン・ジョンソン｢断片｣

恋する男と女がいっしょにいて全然退屈しないのは、始終自分たちのことばかり話しているからである。

ラ・ロシュフーコー｢道徳的反省｣

理性を有する動物はすべて退屈するものだ。

プーシキン｢ファウオスの一場面｣

社会はいま、洗練された低級な群、二つの強力な種族から成る、退届な群と、退屈させられている連中から。

バイロン｢ドン・ジュアン｣

退屈な人間…聞いてもらいたいときに話をする人間。

ビアス｢悪魔の辞典｣

退屈な男になる秘訣はなにもかもしゃべることだ。

ヴォルテール｢放蕩児｣

退屈はすべてを奪う、自殺する勇気さえも奪うのである。

スタンダール｢恋愛論｣

退屈は王者風なものである。それは気高い属性である。退屈しようと思えば、誰でもできるというわけのものではない。

アラン｢文学語録｣

道徳を云々する者にとっては、退屈こそひとつの重要問題である。というのは、人類の罪悪の少なくとも半分は、退屈を恐れるあまり犯されるものであるから。

バートランド・ラッセル｢幸福の征服｣

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