奴隷

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あらゆる人間は、いかなる時代におけるのと同じく、現在でも奴隷と自由人に分かれる。自分の一日の三分の二を自己のために持っていない者は奴隷である。

ニーチェ 「人間的な、あまりに人間的な」


お前は主人から可愛がられ、おだてられたからといって、それだけ奴隷でなくなると思うのか? 奴隷よ、お前は実におめでたい。お前の主人はお前をおだてているが、いまにお前を打つであろう。

パスカル 「パンセ」


すべての自由人は法というひとつのものに屈従するも、奴隷は法と主人の二つのものに屈従する。

メナンドロス 「断片」


わずかなるものにて生活しえぬ者は、つねに奴隷なり。

ホラティウス 「諷刺詩」


主人となってすべての他人を奴隷にする者は、主人を持てば己れが奴隷に甘んずる。

魯迅 「諺語」


人民を奴隷化するものは王侯・貴族ではなく、また地主・資本家でもない。人民を奴隷化するものは人民自身の無知である。

ジョージ 「社会問題」


人生は性の奴隷であり、労働の奴隷であるということが根本問題である。

ウェールズ 「熱情的友だち」


人間がその感情を支配し、抑制しうる無力さ、これを私は奴隷状態と呼ぶ。というのは、感情のままに左右される人間は、みずからの主人ではなく、いわば、偶然の力のままに支配されるからである。

スピノザ 「倫理学」


人間は奴隷でなければならない。ただ人間にとって選択せねばならないのは、誰の奴隷であるかということである。自己の情欲のそれであれば、とりも直さず人間の奴隷である。自己の精神的本源のそれであれば、それはただ神の奴隷であるにすぎない。

トルストイ 「読書の輪-六・四」


卑屈の奴隷に安んじて共に満足する人民等は、これは国家の良民ではない。ほんに国家の死民でござる。

植木枝盛 「民権自由論」


命なき死人の王となるよりも、生きて、暮らしの糧も少なく、土地を持たぬ農奴になりたし。

ホメロス 「オデュッセイア」


国王・貴族・暴君はなに人とであれ、世界の主権者である人類に対して、宇宙の立法者である自然に対して反逆する奴隷である。

ロベスピエール 「人権宣言言草案」


堕落した自由人というのは最悪の奴隷である。

ガリック 「語録」


奴隷は人間に生まれ変わりつつある。これが新しい生活の意義である。主人は滅びなければならない、彼らは奴隷の寄生主にすぎないから。

ゴーリキー 「語録」


奴隷は最初は正義を求めているが、最後には王国を要求する。

カミユ 「形而上的反抗」


奴隷制度があるところに自由は存在せず、自由があるところに奴隷制度はない。

チャールズ・サムナー 「奴隷制度と反乱」


奴隷制度が合法化され、かつ保護されている国では、潔白な市民にふさわしい唯一の場所は牢獄である。

ソロー 「断片」


奴隷制度が悪くないならば悪いものはなにもない。

リンカーン 「ホッジスヘの書簡-一八六三・四・四」


奴隷制度は人間の権利の否定であり、人間価値の否定なり。

キケ口 「アントニウス排撃論」


実際に奴隷となるには、みずから奴隷だと信ずることでもって十分である。

アラン 「精神と情熱とに関する八十一章」


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