男・女

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欲望と渇望の対象としての女性、道具であり、かつ装飾である女性、快楽と生殖の器具である女性。

ヴァレリー 「知恵の情熱」


牝は常に静かなるを以て牡に勝ち、静かなるを以て下ることをなす。

「老子」


猫は九つの命を持ち、女は九匹の猫の命を持つ。

フラー 「グノモロジア」


男が女のように献身的になったら、すぐに女はつけあがってわがままになる。

コリンズ 「警句」


男が誓うと、女は裏切るものだ。

シェイクスピア 「シムベリーン」


男というものは嘘の国の庶民であるが、女はその国の貴族である。

エルマン 「嘘礼讃」


男は人生を早く知りすぎるし、女はおそく知りすぎる。

ワイルド 「何でもない女」


男は働き、考える。だが女は感ずる。

ロセッティ 「イムラタの姉妹」


男は女にすべてを与えよと求む。女がそのとおりにすべてを捧げ、生涯をあげて献身すると、男はその重荷に苦しむ。

ボーヴォワール 「第二の性」


男は女に嘘をつくことばかり教え、また女に対して嘘ばかりついている。

フローベル 「書簡集」


男は妻や愛人を嫌悪すると逃げようとする。だが、女は憎む男に返報しようと手許に抑えておきたがる。

ボーヴォワール 「第二の性」


男は建設すべきものも、また破壊すべきものもなくなると、非常に不幸を感じるものである。

アラン 「幸福語録」


男は思索と勇気のために、女は柔和とゆかしき典雅とのためにつくらる。

ミルトン 「楽園喪失」


男は憎むことを知っている。女は忌み嫌うことしか知らない。

レニエ 「半面の真理」


男は火で、女は麻屑である。悪魔がやってきてそれを吹きつける。

セルバンテス 「断片」


男は猟師であり、女は獲物、つやつやと光った狩られる動物である。

テニソン 「プリンセス」


男は知っていることをしゃべり、女は人に悦ばれることをしゃべる。

ルソー 「エミール」


男は自分の知っているたったひとりの女、つまり自分の妻をとおして、女の世界全体をいい加減に判断している。

バック 「男とは、女とは」


男は自分を愛してくれなくなった女に対して激昂するが、すぐにあきらめる。女は捨てられると、それほど騒ぎ立てないが、永い間慰められない思いを胸にいだく

ラ・ブリュイエール 「人さまざま」


男らしさとは親切と慈愛なり、肉体的な意志にあらず。

サーディー 「ゴレスターン」


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