男・女

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女は男に欠点があるからこそ愛するのだ。男に欠点が多ければ、女は何もかも許してくれる、われわれの知性さえもだ。

ワイルド 「ドリアン・グレーの画像」


女は男の抱擁にて満たされぬとき、平和のうちにありても争い多し。

サーディー 「ゴレスターン」


女は男よりも利口である。というのは、女は知ること少なく、理解することがより多いからである。

ステフェンズ 「金のつば」


女は美しくて、甘ったるい嘘つきだ。男はすぐにお前を信じ込んでしまう。

バイロン 「女に」


女は自分を笑わせた男しかほとんど思い出さず、男はまた自分を泣かせた女しか思い出さない。

レニエ 「半面の真理」


女は誘惑するが、飽満させる。女は刺激するが、鎮静させる。…性とは、個体が配偶によってはじめて矯正しうる不完全な性である。

アミエル 「日記-1873/4/2」


女ほど征服しがたい獣はなし。

アリストファネス 「リュシストラテ」


女よ、女はものを言わぬが花よ。

ソフォクレス 「アイアス」


女をお前と同等にまでするな。というのは、そうなったら、お前はすぐに尻の下にしかれるからである。

カント 「断片」


女をよく言う人は、女を十分知らないものであり、女をつねに悪く言う人は、女を全然知らない者である。

ルブラン 「語録」


女を信用する男は盗人を信用する手合いである。

ヘシオドス 「仕事と日々」


女を美しくするのは神であり、女を魅惑的にするのは悪魔である。

ユーゴー 「断片」


女子は月経に支配せられ、男子は月給に支配せられる。

長谷川如是閑 「如是閑語」


女性がなぜ男性との関係を言いふらすのか。その理由としてあげられている大半は、男性にとって不利である。その真の理由は、この方法によってしか女性は男性に支配権を持つことができないからである。

シャンフォール 「格言と反省」


女性が同じ顔、同じ性質、同じ心立てをしていたのなら、男はけっして不貞を働かぬだけではなく、恋をすることもなくなろう。

カザノーヴァ 「回想録」


女性が男性を自由にするということは、それ自体は害悪ではない。これは女性が人類の幸福のために、自然からうけた賜物である。

ルソー 「エミール」


女性にあっては、愛は嫉妬の娘でもあれば、母でもある。

ベルネ 「戯曲論」


女性の愛情は、天才を飼い馴らし、平準化し、枝を切り、削り、香りを付けることに専念する。そしてついには天才を、自分の感受性、小さな虚栄心、平几さ、自分たちの社交界の平凡さと同程度のものにしてしまう。

ローラン 「ジャン・クリストフ」


女性の本質は献身であり、その形式は低抗である。

キェルケゴール 「あれか、これか」


女性の直観は、しばしば男性の高慢な知識の自負を凌ぐ。

ガンジー 「堕落したわれわれの姉妹」


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