夫婦
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ああ、まことに夫を愛するがゆえに夫が愛しいにあらず。我を愛するがゆえに夫が愛しいなり。ああ、まことに、妻を愛するがゆえに妻が愛しいにあらず。我を愛するがゆえに妻が愛しいなり。
ヤージナヴァルキヤ
たいていの男たちは、誰も彼らの妻をかっさらってくれないことを嘆く。
ニーチェ 「人間的な、あまりに人間的な」
どちらも相手をとおして自分個人の目標をなにか達成しようとするような夫婦関係はうまくいく。例えば、妻が夫によって有名になろうとし、夫が妻をとおして愛されようとするような場合である。
ニーチェ 「人間的な、あまりに人間的な」
どんな女性と連れ添うことになっても、私は全力を尽くして彼女を幸福にしてやるつもりだ。この努力が失敗すると想像するだけで、私の心は大いに曇る。
リンカーン
もし結婚生活が暗礁に乗り上げそうになったら、自分の伴侶の好ましい所と、夫や妻としての自分の至らない所を表にして比較してはどうか。あなたの人生の転機となるかも知れない。
デール・カーネギー
わたしのためにタ食の支度をして待っていてくれる女性がどこかにいたら、わたしは才能のすべてを投げすてても悔いはない。
ツルゲーネフ
主人とはいえ結局は家庭の一奴隷。
メナンドロス 「断片」
善良なる妻の義務は夫を支配することにあらず、夫に従順なることなり。夫に勝つ妻は大いなる禍いなり。
ピレモン 「ピレモン書」
善良な夫は、けっして夜早く寝ないし、朝は遅く目覚める。
バルザック 「結婚生理学」
善良な夫は良妻をつくる。
バートン 「憂欝の解剖」
夫が妻に対して示す力は父親のような、友人のような力であるべきだ。権威をかさに着た、暴君じみた力であってはならない。
ジェレミー・テーラー
夫には英知、妻にはしとやかさ。
ハーバート 「ジャクラ・プルーデンタム」
夫は妻より背が高く、年上で、大きく、醜く、騒々しくあるべきだ。
ポー 「田舎町のいいづたえ」
夫は約束手形の一種であり、妻は彼を満足させることに疲れる。
ワイルド 「何でもない女」
夫を選ぶことの次に大事なものは、結婚後の礼儀でしよう。お客が来た時だけよそ行きの言葉を使って、夫にはずけずけ言うのでは困ります。口やかましい女をたいていの男はがまんできません。
ウォルター・ダムロッシュ夫人
夫婦が喧嘩するのは互いに言うことが何もないからである。それは両者にとって時間をつぶす一つの方法なのである。
モンテルラン 「若い娘達」
夫婦というものは、それを構成する二人の人間のうち、低いほうの水準で生活するものである。
モロア 「愛情と慣習」
夫婦の仲というものは、あまりに始終いっしょにいると、かえって冷却するものである。
モンテーニュ 「随想録」
夫婦の間には肉体を通じて語られる言葉が大きく育っており、それは驚くほど雄弁なのだ。しっかりと抱き合うことによってかき立てられる考えは、言葉で表わせば消えてしまうだけてある…たとえシェイクスピアの筆による名文であっても。
ルイス・スティーブンソン
夫婦間において、「私のもの、お前のもの」という奇妙な、区別を絶対に用いるべきではない。これがあらゆる法律問題や訴訟や世界大戦の原因になっているからだ。
ジェレミー・テーラー
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