生死

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死自体よりも死の随伴物が人を怖れさす。

セネカ 「書簡集」


永びいた生命は禍いを永びかせる。

サミュエル・ジョンソン 「人間の意思のむなしさ」


永遠の生命は、唯一の真の神に在す汝と汝の遣し給いしイエス・キリストを知るにあり。

「新約聖書-ヨハネ伝十七章三節」


現世の生活は、ただつかのまの遊びごと、戯事はあだたる飾りなり。

マホメット 「コーラン」


生ある者はすべて苦を怖る。生ある者はすべて死を怖る。

釈迦 (説話)


生ある者必ず死あり。

楊雄 「法言」


生きたいと思わねばならない。そして死ぬことを知らねばならない。

ナポレオン 「語録」


生きているといえるのは、ただお前の今日が明日を待っているときだけである。

カイベル 「詩」


生きている兵卒のほうが、死んだ皇帝よりもずっと価値がある。

ナポレオン 「語録」


生きることは病であり、眠りは緩和剤、死は根治療法である。

ヴェーバー 「デモクリトス」


生きるとはなんのことか…生きるとは…死にかけているようものを、絶えず自分から突き放していくことである。

ニーチェ 「華やかな知識」


生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ。

シェイクスピア 「ハムレット-三募一場」


生といふは、たとへば人のふねにのれるときのごとし。このふねは、われ帆をつかひ、われかちをとれり。われさををさすといへどもふねわれをのせて、ふねのほかにわれたし。われふねにのりて、このふねをもふねならしむ。

道元 「正法眼蔵随聞記」


生に事ふるに絶対に恵節なれ。

倉田百三 「愛と認識との出発」


生のために生の目的を放棄する。

ユヴェナリス 「諷刺詩」


生の始まりは死の始まり。

クワールズ 「断片」


生の完全な燃焼が死だ。生の躍動と充実の究極が死だ。

高見順 「敗戦前後」


生の歓びは大きいけれども、自覚ある生の歓びはさらに大きい。

ゲーテ 「西東詩集」


生は寄なり、死は帰なり。

劉安 「准南子」


生は死の始めである。生は死のために存する。死は終局であるとともに発端であり、分離であるとともに、より密なる己れの結合なのである。死によりて還元が完成される。

ノヴァーリス 「断片」


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