生死

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死はありとあらゆる悲哀の終末なり。

チョウサー 「カンタベリ物語」


死はいうまでもなく、肉体よりの解放にほかならず。

ソクラテス


死は存在せず。なんとなれば、われらの存在する限り死の存在はなく、死の存在あるとき、われらは存在することをやめるからなり。

エピクロス 「断片」


死は実なり、生は虚なり。

司馬江漢 「春波楼筆記」


死は感覚の休息、衝動の糸の切断、心の満足、または非常召集中の休止、肉への奉仕の解放にすぎない。

アウレリウス 「自省日記」


死は最後の眠りか、または、まったく最後の目覚めかである。

ウォルター・スコット 「語録」


死は生の自然の継続である。最もよき生の後に最も悪き死が来る理由がない。…死に対する最良の準備が最もよく生きることに在るは疑ひがない。

阿部次郎 「三太郎の日記」


死は生を解放させる数多の戸口を持つ。

ボーモント、フレッチャー 「国の風俗習慣-二幕二場」


死は還ることなき波なり。

ヴェルギリウス 「農耕詩」


死への恐怖のために死ぬほど、狂気の大いなるものほかにありや。

マルティアリス 「短詩集」


死を宗教的に取り扱うただ一つの方法は、死を人生の眼目と考え、かつ人生の神聖犯すべからざる要件として、理解と感動をもって見つめることにある。

トーマス・マン 「魔の山」


死を怖れない者に何を怖れろというのだ!

シラー 「群盗」


死を怖れることは、自分が賢くもないのに賢いと思い込むことと同じである。

クラウディウス 「自由に関する対話」


死を見ること生のごとし。

「荘子」


死を願望する者は惨めであるが、死を怖れる者はもっと惨めである。

ハインリヒ四世


死人を死んだと思うまい。生ける命のあるかぎり、死人は生き、死人は生きていくのだ。

ゴッホ 「書簡-弟テオドルに」


死以外のものに対してならば防御の手立てもあるなり。しからずも、死に対してのみは、われわれはすべて無防備の都市に住む。

エピクロス 「断片」


死或いは太山より重く、或いは鴻毛より軽し。

司馬遷 「報任安書」


死生は昼夜の道なり、何をか好み何をか悪まん。

熊沢蕃山 「集義和書」


死生命有り、富貴天に在り。

孔子 「論語」


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