愛
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わたしが自分の全財産を人に施しても、また、自分のからだを焼かれるために渡しても、もし愛がなければ、いっさいは無益である。
「コリント人への第一の手紙-13章」
人から愛されない者は人を愛しえない。
ラヴァーター 「友情」
人は愛している限り許す。
ラ・ロシュフーコー 「道徳的反省」
友情は、つねに利をもたらすも、愛は害をもたらす場合もありうる。
セネカ 「書簡集」
地上のあらゆる生物 ― 人間も四足獣も家畜も鳥類も ― は、すべて愛の炎に駆り立てらる。愛はあらゆるものの帝王なり。
ヴェルギリウス 「農耕詩」
心からなる愛は、与える場合に最も豊かであり、犠牲を云々するときには、それだけでもう真の愛ではなくなる。
カイベル 「青春詩集」
愛が主人であり、友情が訪問客であるあらゆる家庭は、まさに「楽しきわが家」と呼ぶにふさわしい。なぜなら、そういう家庭でこそ心の疲れが休まるからだ。
ヘンリー・ヴァン・ダイク
愛が大きければ心配も大きく、いささかなことも気にかかり、少しの心配が大きくなるところ、大きな愛もそこに生ずるというものだ。
シェイクスピア 「ハムレット-三幕二場」
愛すること、愛されること、それだけだ。それが掟だ。そのためにわれわれは存する。愛に慰められた者は、物をも人をも怖れない。
ボンサール 「小さな魅力」
愛とは、限りない寛容、些細なことから来る法悦、無意識な善意、完全な自己忘却である。
シャルドンヌ 「愛、愛よりも豊かなもの」
愛とは他人の運命を自己の興味とすることである。他人の運命を傷つけることを畏れる心である。
倉田百三 「愛と認識との出発」
愛とは何か、とお前はたずねる。たちこめる霧に包まれたひとつの星だ。
ハイネ 「新詩集」
愛と憎しみ、それはわれわれの生命の最も深い根底である。
フォイヒタースレーベン 「魂の養護学」
愛と憎しみはまったく同じものである。ただ、前者が積極的であり、後者が消極的であるにすぎない。
グロース 「犯罪心理学」
愛と死は神秘を秩序づけ、必ず神秘をこの世に残すもので、自然の二つの贈物です。
テスカ 「シモーヌ」
愛には苦痛に満ちた反応はない。
ヴィヴェカーナンダ 「カルマ・ヨーガ」
愛に恐怖なし、最上の道徳たればなり。愛に疑惑なし。最大の真理たればなり。愛に束縛なし、真箇の自由なればなり。
内村鑑三 「所感十年」
愛のある所には常に家族を成立せしめよ。愛のないところには必ず家族を分散せしめよ。この自由が許されることによってのみ、男女の生活はその忌むべき虚偽から解放され得る。
有島武郎 「惜しみなく愛は奪ふ」
愛の光なき人生は無価値である。
シラー 「語録」
愛の反対は憎しみではなく無関心である。
マザー・テレサ
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