リュッケルト

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他人にだまされるよりももっと悪いのは、自分が自分に、だまされているのを見ることである。

リュッケルト｢バラモンの英知｣

信仰を投げ捨てたところに迷信ははびこるであろう。

リュッケルト｢詩｣

君は二つの手と、一つの口とを持っている。その意味をよく考えてみよ。二つは労働のために、他の一つは食事のためにあるのだ。

リュッケルト｢パンテオン｣

心は精神以上のものである。というのは、心は精神が花の香りのように消え失せても、なお根として残るからである。

リュッケルト｢バラモンの英知｣

愚者は最後に、利口者は中間で、賢者のみが第一歩で目標をとらえる。

リュッケルト｢バラモンの英知｣

真の友情は、うしろから見ても前から見ても同じものだ。前から見ればバラ、うしろから見ればトゲ、というものではない。

リュッケルト｢バラモンの英知｣

自由であると思い込んで、自分をしばっているきずなが少しも目に入らない人も少なくない。

リュッケルト｢詩｣

諸君にとって、へつらいほど危険なものはない。嘘と知りながらも信じてしまうからである。

リュッケルト｢バラモンの英知｣

軽信は信仰の扉のすぐそばに立っている。しかし疑惑は絶望にのみ導く。

リュッケルト｢バラモンの英知｣

運命が明日何を決定するかを問うな。瞬間こそわれわれのものである。さあ、瞬間を味わおうではないか。

リュッケルト｢教化的と瞑想的｣

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