ラスキン
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おおむね大きな誤りの底には高慢があるものである。
ラスキン 「断片」
われわれは中傷・偽善・裏切りを憤る。というのは、それらが真実でないからでなく、われわれを傷つけるからである。
ラスキン 「建築の七つのランプ」
人々が彼らの仕事で幸せにたるためには、次の三つの事柄が必要である。彼らがその仕事に適してなければならないこと、仕事をそんなに多くしないこと、そして、成功するという感覚を持たねばならないことである。
ラスキン 「ラファエル前派の写実主義」
偉大な芸術とは、芸術的才能による純粋な魂の表現である。
ラスキン 「クィーン・オヴ・ザ・エアー」
勤勉のない人生は有罪であり、技芸のない勤勉は野卑である。
ラスキン 「芸術に関する講話」
国家の一員としての男子の義務は、国家の維持と進歩と防禦とに助力することであり、女子の義務は、国家の秩序と慰安と装飾とに助力することである。
ラスキン 「百合」(講演-1868/5)
宗教はたくさんあるが、道徳は一つのみである。
ラスキン 「美術講義」
心の澄んだ思慮深い精神は、色彩を最愛とするものである。
ラスキン 「ヴェニスの石」
忍耐はもろもろの快楽の根本であり、もろもろの権能の根本である。
ラスキン 「断片」
恐怖は革命の生みの親である。というのは、恐怖はおよそ成功した政治の真髄をなす適応性を抑圧するからである。
ラスキン 「現代革命の考察」
悪い命令であることを承知しながら、それを甘んじて受ける人々は、悪い命令の甘受を勧めることになる。不正の存在を前に沈黙する人々は、まさしく不正の共犯者にほかならない。
ラスキン 「近代国家における自由」
愚者がこの世に出た理由は、賢者に彼らを生活させるためである。
ラスキン 「断片」
教育とは、人々が知らないことを教えるのではなく、実例によって道を拓いてやる不断の困難な仕事である。
ラスキン 「教育について」
歓びのない労働は下賎である。悲しみのない労働もそうである。労働のない悲しみは下卑である。労働のない歓びもそうである。
ラスキン 「胡麻」(講演)
正しい戦争は、それを支持するにさいして多額の金を要しない。というのは、正しい戦争を行う人々とは、たいてい無報酬で遂行するからである。だが不正な戦争のためには、人々との身体と霊魂の両方が買い上げられ、そのうえ、彼らのために最良の武器が与えられねばならない。
ラスキン 「こののちの者にも」
死すべき時を知らない人は、生くべき時を知らない。
ラスキン 「断片」
現実の政府なるものは、或る国民にとっては玩具であり、他の国民にとっては病弊であり、いくつかの国民にとっては軽装であり、それ以上の国民にとっては重荷である。
ラスキン 「ムネラ・プラヴェリス」
真の偉人の最初のテストは、その謙譲さにある。
ラスキン 「断片」
真正の教育の目的は、すべてをして善事を行なわしめることのみではなく、同時に、そこに悦びを見出させることである。
ラスキン 「教育について」
経済とは貨幣を消費する意味でもなければ、これを節約する意義でもない。それは一国一家の経営と処理の義である。
ラスキン 「芸術の経済学」
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