松下幸之助

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「自分としては賛成しかねるのだけれど、全体で決まったことなので…」などというのは、責任者としてとるべき責任の自覚に欠けている。

松下幸之助 「社員心得帖」


いくつになってもわからないのが人生。わからない人生を、わかったつもりで歩むほど危険なことはない。

松下幸之助


いろいろ問題のあることがむしろ望ましい。経営者としては瞬時も休めるときがないという時代こそ、生きがいを感じるときである。

松下幸之助


お互い経営をするものが、下手な経営、非能率的な経営、利益をあげない経営をすれば、そこが損をするだけではなく、その損失は全部の国民に影響するのである。

松下幸之助


かりにある国がいちばんいい政治をやっているのであれば、代わってその国に政治をやってもらう。そして税金の一部をロイヤリティーとして支払う。それでも国費が三分の一になったら、国民は得である。われわれ経営者はそれをやっている。

松下幸之助


なぜ経営をせねばならないかという、その「なぜ」がわからなければ、経営は成り立たない。

松下幸之助


まず熱意を人並以上に持ち続けられるかどうかが、経営者としての必須条件だ。これに知識をかけ算し、経験を足し算せねば真の知恵はわいてこない。

松下幸之助


もの知りだけでは経営はできない。山野をのり越え苦境を切り抜けた、その汗と涙のなかから知恵を生みだした者でなければ、経営を成功させることはできない。

松下幸之助


人事問題は、経営を左右する。

松下幸之助


何が正しいか、ということに生命を賭すことができないならば、経営者を辞したほうがよい。

松下幸之助


即断、即行できる見識と機敏な実行力は指導者に不可欠の要件だ。

松下幸之助 「指導者の条件」


困難な仕事を避けてはいけない。困難な仕事に立ち向かい克服してこそ、真の経営者といえる。

松下幸之助


大衆はきわめて賢明であり、きわめて公正である。われわれはつねにこの賢明にして公正な大衆の期待にいかに応え、いかに奉仕するかという点に、経営の根本をおいて仕事を進めなければならない。

松下幸之助


心を許して遊ぶようでは、経営者とはいえない。

松下幸之助


愚人の経営もいけないが、賢人の経営もいけない。衆知による経営でなければならないということだ。

松下幸之助


愛のない経営が好ましくないように、愛なり慈悲の少ない政治は許されるはずがない。

松下幸之助


成功は運がよかったから。失敗は自分に力がなかったから。そう考えて経営をやってきた。

松下幸之助


機会というものは真に熱意を持って事に当たっておれば、随所にあるものではないだろうか。

松下幸之助 「思うまま」


水の流れも澱めば腐る。経営も日に日に新しい流れがなくてはいけない。そうでないと、衰え、進歩が止まってしまう。

松下幸之助


決断することが経営者の仕事である。だからといって先頭に立つ必要はない。最後部で指揮を執る。先頭に立ったら、ただの一人にすぎない。

松下幸之助


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