フランシス・べーコン
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ある人が嘘を吐くということを考えてみれば、それは、その者が神に対しては大胆であり、人間に対しては卑怯である、ということにほかならない。
フランシス・べーコン 「随筆集」
いかなる法律も宗派も学説も、キリスト教の教えほど善を重視したものはなかった。
フランシス・べーコン 「随筆集」
まず自然に従え、そして自然を征服せよ。
フランシス・べーコン 「ノーヴム・オルガヌム」
わが心を打ち明ける友を持たない人々は、己れと己れの心とを食う人喰い鬼である。
フランシス・べーコン 「随筆集」
不可思議…それは知識の種である。
フランシス・べーコン 「学問の進歩について」
世には悪のために悪をなす者はいない。みんな悪によって利益・快楽・名誉をえようと思って悪をなす。
フランシス・べーコン 「随筆集」
人の天性は良草を生ずるか、雑草を生ずるか、そのいずれかである。だから、折をみて良草に水をやり、雑草を除かねばならない。
フランシス・べーコン 「随筆集」
健康な身体は魂の客間であり、病身は監獄である。
フランシス・べーコン 「学問の進歩」
党派は低いもの、微力なものほどその結合が固い。
フランシス・べーコン 「随筆集」
国家が若い時代には武事、中年には学問が栄える。国家が衰亡する時代には工芸技術と商業が栄える。
フランシス・べーコン 「随筆集」
多くのとるに足りないへつらい者にとりまかれた最大のへつらい者は己れ自身である。
フランシス・べーコン 「随筆集」
大胆な人間の適切な用い方は、これを頭目として指揮させず、部下として他の指図を受けさせることにある。
フランシス・ベーコン 「随筆集」
大衆に役立つ最上の仕事や功績は、独身者か、あるいは子供のない男によってなされる。
フランシス・べーコン 「随筆集」
妻は若い男にとっては女主人であり、中年の男にとっては友であり、老年の男にとっては看護婦である。
フランシス・べーコン 「結婚と独身生活」
妻子を持つ者は、運命に人質を入れたものである。というのは、妻子は善であれ、悪であれ、大事業の足手まといになるから。
フランシス・べーコン 「随想集」
嫉妬はつねに他人との比較においてであり、比較のないところには嫉妬はない。
フランシス・べーコン 「随筆集」
学問にあまり多くの時間をかけるのは怠惰である。学問をあまりに多く飾りに用いるのは気取りである。
フランシス・べーコン 「随筆集」
宗教は生活の腐敗を妨ぐべき香料である。
フランシス・べーコン 「随筆集」
己れ自身を熱愛する人間は実は公共の敵である。
フランシス・べーコン 「随筆集」
平和は戦争よりもよい。というのは、平時において息子たちは父親たちを埋葬し、戦時において父親たちが息子たちを埋葬するからである。
フランシス・べーコン 「格言集」
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