萩原朔太郎
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すべての家庭人は、人生の半ばをあきらめて居る。
萩原朔太郎 「虚妄の正義-結婚と女性」
どんな真面目な仕事も、遊戯に熱してゐる時ほどには、人を真面目にし得ない。
萩原朔太郎 「新しき欲情-第五放射線
女に於ける嫉妬は愛の高雅な情操によるのでなく、実には猛獣の激情に類するところの、野蛮の本能によるのある。
萩原朔太郎 「虚妄の正義-結婚と女性」
崇高な不徳は讃美される。だが卑陋なけち臭い者共は、どんな事情に於ても許され得ない。
萩原朔太郎 「虚妄の正義-社会と文明」
幸福人とは、過去の自分の生涯から満足だけを記憶している人々であり、不幸人とは、それの反対を記憶している人々である。
萩原朔太郎 「絶望の逃走」
愛は、その愛するものを独占しようと願つてゐる。しかしながら、愛はそれに成功してしまつた後では、競争もなく、嫉妬もなく、退屈で褪め易いものにかはつてくる。
萩原朔太郎 「虚妄の正義-結婚と女性」
懺悔者の背後には美麗な極光がある。
萩原朔太郎 「極光」
教育は猿を人間にしない。ただ見かけの上で、人間によく似た様子をあたへる。猿が教育されればされるほど、益々滑稽なものに見えてくる。
萩原朔太郎 「虚妄の正義」
最も親しき友人といふものは、常に兄弟のやうに退屈である。
萩原朔太郎 「虚妄の正義」
民衆の正義とは、富豪や、資産家や、貴族や、その他の幸福なものに対して、利己的な嫉妬を感ずることである。
萩原朔太郎 「虚妄の正義-社会文明」
父は永遠に悲壮である。
萩原朔太郎
結婚の利益は、女性の本質を知ることであり、結婚の損失は、女性への幻滅を知ることである。
萩原朔太郎 「絶望の逃走」
自由とは、自分が<自由である>と信ずるところの、一つの幻覚にすぎないのである。
萩原朔太郎 「虚妄の正義-社会と文明」
都会の生活は非人情であり、そしてそれ故に、遥かに奥床しい高貴の道徳に適つてゐる。
萩原朔太郎 「虚妄の正義-社会と文明」
雑婚から一夫一妻制度へ、一夫一妻から多夫多妻制度へ、時代はかく必然に推移して行く。
萩原朔太郎 「虚妾の正義-結婚と女性」
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