トルストイ
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お前を永遠に愛すると言うことは、ろうそくがお前が生きている間燃えつづけると言うに等しい。
トルストイ 「クロイツェル・ソナタ」
すべての幸福な家庭は、互いに似かよっているが、不幸な家庭はどれもが、それぞれの流儀で不幸である。
トルストイ 「アンナ・カレーニナ」
もし善が原因を持っていたとしたら、それはもう善ではない。もしそれが結果を持てば、やはり善とはいえない。だから、善は因果の連鎖の枠外にあるのだ。
トルストイ 「アンナ・カレーニナ」
人々は愛によって生きている。だが、自己に対する愛は死の初めであり、神と万人に対する愛は生の初めである。
トルストイ 「読書の輪」
人生とは、とどまることなき変化である。つまり、肉の生活の衰弱と霊の生活の強化・拡大である。
トルストイ 「読書の輪-五・五」
人間の仕事はただ自分の秩序を乱さないことにある。それはちょうど、おのがいつも磨かれてピカピカ光っていなければならないのと同じことである。
トルストイ 「日記」
人間は奴隷でなければならない。ただ人間にとって選択せねばならないのは、誰の奴隷であるかということである。自己の情欲のそれであれば、とりも直さず人間の奴隷である。自己の精神的本源のそれであれば、それはただ神の奴隷であるにすぎない。
トルストイ 「読書の輪-六・四」
人間を法則に服従させるという思想は、人間を隷属させることであり、神の法則に従うという思想は、人間を開放する思想である。
トルストイ 「読書の輪-1・28」
信仰は人生の力である。
トルストイ 「告白」
古人はわれわれに英雄叙事詩の模範を残した。そのうちで、英雄が歴史の興味の全部をなしている。だから、われわれはかかる種類の歴史は、この人間時代でなんらの意味も持たないという考え方に慣れることができない。
トルストイ 「戦争と平和」
善の栄光は彼らの良心にあり、人々のことばにはない。
トルストイ 「読書の輪-題辞」
善をなすには努力が必要である。しかし、悪を抑制するには、さらにいっそうの努力が必要である。
トルストイ 「読書の輪-一・六」
女…それは男の活動にとって大きなつまずきの石である。女を恋しながら何かをすることはむずかしい。だが、ここに恋が妨げにならない唯一の方法がある。それは、恋する女と結婚することである。
トルストイ 「アンナ・カレーニナ」
嫉妬とは、愛の保証への要求である。
トルストイ 「アンナ・カレーニナ」
家庭愛は自愛と同じである。したがって犯罪行為の原因とはなるが、それの弁解になることはない。
トルストイ 「読書の輪-六・二八」
富裕階級に逸楽を提供することを目的としているわわれの芸術は、売春婦に似ているどころではない、それ以上のなにものでもない。
トルストイ 「読書の輸-二・二十八」
恋とは自己犠牲である。これは偶然の依存しない唯一の至福である。
トルストイ 「クロイツェル・ソナタ」
愚かな人間は沈黙しているのが最もよい。だが、もしそのことを知ったならば、その人はもう愚かな人間ではない。
トルストイ 「断片」
愛とは、ひとりの男なり女なりを大勢のなかから選択して、そのほかの者を絶対に顧みないことです。
トルストイ 「クロイツェル・ソナタ」
憤怒は他人にとって有害であるが、憤怒に駆られている当人にはもっと有害である。
トルストイ 「読書の輪-一・二二」
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