ゲーテ
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幼児を抱いた母親ほど見る目に清らかなものはなく、多くの子に取り囲まれた母親ほど敬愛を感じさせるものはない。
ゲーテ
悦びには悩みが、悩みには悦びがなければならない。
ゲーテ 「ファウスト」
意志の力で成功しない時には好機の到来を待つほかない。
ゲーテ
愚者と賢者はともに害がない。半分の愚者と半分の賢者だけが、いちばん危険である。
ゲーテ 「親和力-二部」
愛よ、お前こそはまことの生命の冠、休みなき幸。
ゲーテ 「詩集」
愛人の欠点を美点と思わないほどの人間は、愛しているのではない。
ゲーテ 「格言と反省」
憎しみは積極的な不満で、嫉妬は消極的な不満である。したがって、嫉妬がすぐに憎しみに変わっても怪しむに足りない。
ゲーテ 「格言と反省」
才能はひとりでに培われ、性格は世の荒波にもまれてつくられる。
ゲーテ 「格言と反省」
批判のできない本からしか、真に学びとるものはない。批評しうるような本は、われわれから学ぶべきである。
ゲーテ 「格言と反省」
新聞を読まなくなってから、私は心がのびのびし、実に気持ちがよいです。人々は他人のすることばかり気にかけて、自分の手近の義務を忘れがちです。
ゲーテ 「ミュラーへの書簡-1830」
時を短くするのはなにか。活動。時を堪えがたく永くするのは何か。安逸。
ゲーテ 「西東詩集」
検閲を用い、要求するのは権力者であり、言論の自由を求めるのは身分の低い人たちである。
ゲーテ 「格言と反省」
王様であろうと、百姓であろうと、自己の家庭で平和を見出す者が、いちばん幸福な人間である。
ゲーテ 「格言と反省」
現在は魅力ある女神なり。
ゲーテ 「タッソー四幕四場」
生の歓びは大きいけれども、自覚ある生の歓びはさらに大きい。
ゲーテ 「西東詩集」
男子は、婦人の占めうる最高の地位に婦人を置こうとしております。家庭の支配よりも高い地位がほかにありますか。
ゲーテ 「ヴィルヘルム・マイステル」
知恵の最後の結論は、こうだ、およそ生活でも、自由でも日々にこれをかちえて、初めてこれを享有する資格がある。
ゲーテ 「ファウスト-第二部」
神と自然から離れて行動することは困難であり、危険でもある。なぜなら、われわれは自然をとおしてのみ神を認識するのだから。
ゲーテ 「シュトラースブルグ時代の感想」
科学は全体としてつねに人生から離れる、ただ迂路をたどって再びそこへ還ってくる。
ゲーテ 「格言と反省」
空気と光と友人の愛。これだけ残っていれば、気を落とすことはない。
ゲーテ 「ゲーテ詩集」
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