ゲーテ

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あらゆるものが一個の全体を織り成している。ひとつひとつが互いに生きて働いている。

ゲーテ 「ファウスト」


あらゆる階級を通じて、目立って気高い人は誰か。どんな長所を持っていても、つねに心の平衡を失わない人だ。

ゲーテ 「四季-秋の部」


およそ哲学というものは、常識をわかりにくいことばで表現したものにすぎない。

ゲーテ 「格言と反省」


お前のほんとうの腹底から出たものでなければ、人を心から動かすことは断じてできない。

ゲーテ 「ファウスト」


すべての法律は老人と男によってつくられている。若い人と女は例外を欲し、老いた人は規則を欲する。

ゲーテ 「格言と反省」


ただわれわれの曖昧で散漫な教育が人間を不確かなものにするのだ。

ゲーテ 「ヴィルヘルム・マイステル」


つねによい目的を見失わずに努力をつづける限り、最後には必ず救われる。

ゲーテ 「ファウスト」


なぜ、このように悪口が絶えないのか。人々は他人のちょっとした功績でも認めると、自分の品位が下がるように思っている。

ゲーテ 「格言と反省」


まだ日が暮れない、働けよ、あくことなく。そのうちに誰も働くことのできない死が来る。

ゲーテ 「西東詩集」


われわれが理解しないことは制御しがたい。

ゲーテ 「格言と反省」


われわれの持っている天性で、徳となりえない欠点はなく、欠点となりえない徳もない。

ゲーテ 「ヴィルヘルム・マイステル」


われわれの本性は怠惰へ傾いている。だが、われわれは活動へと心をはげます限り、その活動に真の悦びを感ずる。

ゲーテ 「若きヴェルテルの悩み」


キリスト教は計画的な政治革命であったが、それに失敗してからは道義的なものになった。

ゲーテ 「格言と反省」


フランス人が礼儀と称するものは、優雅にまでやわらげられた高慢である。

ゲーテ 「格言と反省」


三千年の歴史から学ぶことを知らぬ者は、知ることもなく、闇の中にいよ、その日その日を生きるとも。

ゲーテ 「西東詩編-不満の書」


世の中のことはなんでも我慢できるが、幸福な日の連続だけは我慢できない。

ゲーテ 「格言と反省」


人が好んで党派にくみするようになるのは、たとえ安息はなくとも、安心と安全が見出されるからである。

ゲーテ 「格言と反省」


人に欺かれるのではけっしてない、自分で己れを欺くのである。

ゲーテ 「格言と反省」


人は努力している間は迷うに極まったものである。

ゲーテ


人生は愚者には困難に見えるとき賢者には容易に見え、愚者に容易に見えるとき賢者には困難に見える。

ゲーテ 「格言と反省」


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