キェルケゴール

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世俗の知恵は、愛が人間と人間との間の関係であるというが、キリスト教の教えによれば、愛は人間と神との間の関係であるという。というのは、神が愛の媒介であるからである。

キェルケゴール 「愛の生命と摂理」


人間とは、一つの総合無限と有限、時間的なものと永遠なもの、自由と必然てある。

キェルケゴール 「死にいたる病」


人間は思想をかくすためではなく、思想を持っていたいことをかくすために、語ることを覚えたもののように思われる。

キェルケゴール 「あれか、これか」


人間は精神である。精神とは何であるか。精神とは自己である。自己とは自己自身にかかわる一つの関係である。

キェルケゴール 「死にいたる病」


女性の本質は献身であり、その形式は低抗である。

キェルケゴール 「あれか、これか」


女性は実体で、男性は反省である。

キェルケゴール 「誘惑者の日記」


女性は自然の規定に完全に従属しており、したがって、美的な意味においてのみ自由である。…男性が女性に求婚するにさいして、自由を与えるということばを使うのは、このためである。

キェルケゴール 「誘惑者の日記」


思弁が終わる、まさにそのところで信仰が始まる。

キェルケゴール 「恐怖と戦慄」


愛はすべてを信じ、しかも欺かれない。愛はすべてを望み、しかもけっして滅びない。愛は自己の利益を求めない。

キェルケゴール 「愛のわざ」


本来、お世辞というものは、女の身にぴったりと当てはまる衣裳である。

キェルケゴール 「追憶の哲理


欺かれる者は欺かれない者よりも賢く、欺く者は欺かない者よりもよい。

キェルケゴール 「人生行路の諸段階」


汝は、汝が主、汝の神を、その全心臓をもって心魂の限りをつくして、汝があらゆる感覚を捧げて愛しまつらねばならない。

キェルケゴール 「愛の生命と摂理」


精神の闘いにおいては、独身者のほうが世帯者よりもずっと危険をおかしうる。

キェルケゴール 「人生行路の諸段階」


結婚したまえ、君は後悔するだろう。結婚しないでいたまえ、君は後悔するだろう。

キェルケゴール


結婚というのは、人々が愛に、ある宗教的表現を与えることと、愛を宗教的義務に高めることのほか、何を意味するつもりなのか。

キェルケゴール 「人生行路の諸段階」


罪とは、存在する代わりに創作し、ただ空想の中でのみ善と真とを問題にし、実存的には、それであろうと努力しないことである。

キェルケゴール 「死にいたる病」


罪は消極的なものではなく、積極的なものである。

キェルケゴール 「死にいたる病」


裏切者の中で最も危険なる裏切者は何かといえば、すべての人間が己れ自身の内部にかくしているところのものである。

キェルケゴール 「愛の生命と摂理」


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