ヴァレリー

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かつて国家に対して怒りの念をいだかなかったような党派はなかった。

ヴァレリー 「党派」


すべての政治は利害関係を持つ人間の大半の無関心に基礎をおいている。

ヴァレリー 「党派」


一日のうちに感じられ、かつ表現される愛情の分量には限度がある。

ヴァレリー 「断片」


世の中には創造する天才があるように、探す天才もあり、書く天才があるように、読む天才もある。

ヴァレリー 「作家論」


人が愛したことのない…けっして愛しそうもない人々に対しては真の憎しみはありえない。憎まれるに値しないような人に対しては極端な愛はけっして生まれない。

ヴァレリー 「ありのまま」


人間の姿態を対象とする芸術家にとって、裸体は作家や詩人たちの場合における恋愛のようなものである。

ヴァレリー 「芸術論」


平和とは、貧欲に対抗する力の潜在的な暗黙裡の道徳的勝利である。

ヴァレリー 「ヨーロッパの盛衰に関する覚書」


思考は極端なるものによってのみ進むが、しかし中庸なるものによってのみ存続する。

ヴァレリー 「ヨーロッパ人」


文学は興味・教訓、それに説教とか宣伝、自分のための修練、他への刺激との間を往来する。

ヴァレリー 「文学論」


欲望と渇望の対象としての女性、道具であり、かつ装飾である女性、快楽と生殖の器具である女性。

ヴァレリー 「知恵の情熱」


自由の木は専制の血を与えられたときにのみ育つ。

ヴァレリー 「党派」


芸術という演劇の中で、自然は千の仮面のもとに現われる登場人物である。

ヴァレリー 「芸術論」


選挙と免状こそ、われわれの社会における最大のガンで髪。

ヴァレリー 「党派」


風立ちぬ!いざ生きめやも。

ヴァレリー 「河辺の墓地」


魂を肉体から分離させるものは、生であって死ではない。

ヴァレリー 「警句」


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